推し香水をオーダーしました 後半

経緯 近年はアニメ公式グッズとして香水が販売されることも多く、ファンにとっての人気アイテムとなっている。 「グッズにないけれど推しの香水を纏いたい」「より自分の持っているイメージに近いものが欲しい」といった場合、ファンは、 オリジナルの香水を…

推し香水をオーダーしました 前半

※以下の文章では、漫画「東京卍リベンジャーズ」最終巻までの内容に触れています。 未読の方はネタバレにご注意ください。血のハロウィン〜聖夜決戦までの感想はこちら。 liargirl.hatenablog.com 映画を見て以来コミックスを読破して、何度も咀嚼しているう…

映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」を見ました

※「血のハロウィン」「聖夜決戦」をミステリとして読んだ感想です。上記エピソードの詳しい内容及び登場人物の生死に触れているため、ネタバレにご注意ください。 以前から知人が熱中していて、映画化された「東京リベンジャーズ」を見た。 実は遠い昔に原作…

SLAM DUNK単行本を読了しました

ほとんど何を知らないまま映画館に飛びこんで一ヶ月半、ついに原作旧版コミックス全31巻を読了した。 山王戦の結末こそ知っていたが、それでも自分が息をしているかさえ忘れてページを繰り続け、読み終えた時には砂浜のある海を見たいと思った。 以下は原作…

SLAM DUNK単行本を読んでいます②

liargirl.hatenablog.com映画「THE FIRST SLAM DUNK」を見てから原作コミックスを読み始め、旧版単行本の22巻まで読んだ。県大会決勝トーナメントの陵南戦が終わり、キリのいいところなのでここでブログを書こうと思う。 ベンチメンバーの戦い まず語りたい…

映画「THE FIRST SLAM DUNK」応援上映に行ってきました

念願の応援上映! 3月はチケット販売開始と同時にアクセス過多で弾かれているうちに完売、今回は上映館が増えたためまず会場選びに賭けて、開始1分で通路側の座席を確保することに成功! 当日映画館で知り合った方たちとそのまま打ち上げに行くという、楽…

SLAM DUNK単行本を読んでいます①

これまでのあらすじ ほぼ何も知らないまま映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観て、少しずつ原作コミックスを読み進めている。↓映画の感想はこちら liargirl.hatenablog.com親切な知人から旧版コミックスを借りることができて、 せっかくの厚意なのでそちらを読…

映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観ました

音楽映画としての「THE FIRST SLAM DUNK」 先日、映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行った。 アニメの名シーン特集などで断片的に有名なシーンを知っているだけで、原作コミックスはまだ読んだことがない。二ヶ月近くかかりきりになっていた事が一段落した…

サラ・ピンスカー『いずれすべては海の中に』

いずれすべては海の中に (竹書房文庫)作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazon短編「オープン・ロードの聖母様」を読んで泣きたくなるような懐かしい気持ちになった。 演奏を録画してホロ技術で再生する"ライブ"が当たり前になった時代で、生の音を求める聴衆の前…

奈倉有里『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』

夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く作者:奈倉有里イースト・プレスAmazonいい意味で真面目で、エッセイで一番と断言できるくらい読みやすくて好きな文章だった。 研究者・翻訳家である奈倉有里さんの、ロシア文学を研究するため留学されていた学…

療養中にあってよかったもの

ひとつ前のエントリーにも書いたが、先月とうとうコロナウィルスに感染し、発熱で自宅療養していた。 隔離期間が明けて外に出られるようになると、「実は私も濃厚接触者になっていた」「友達がかかったと聞いた」「親戚が」等々ほとんど会う人会う人皆さん全…

ミア・カンキマキ『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』

発熱のためPCR検査を受け、陽性で自宅療養しておりました。 出勤必須の職種なので隔離期間中はお休みに。体力も落ちるし咳は止まらないし、同居家族も疲れ切っている。 もはや誰もが罹患しうることとはいえ良いことがありません。隔離期間が終わったら少しず…

バチカン奇跡調査官シリーズを読みました

『悪魔達の宴』までの感想はこちら。 liargirl.hatenablog.com 10月初旬には既刊すべて読了していましたが、もう一度最初から読んだり「ロベルトの女が干物であってはいけない」と思って顔タイプ診断を受け直したりで遅くなりました……。 読んでいた一ヶ月ず…

チャーリー・N・ホームバーグ『紙の魔術師』三部作

紙の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)作者:チャーリー・N・ホームバーグ早川書房Amazonしばらく前にジャケ買いした『紙の魔術師』を読んだ。 舞台は20世紀初頭、魔術が高等技術とされた英国。この世界の魔術師は様々な材料からひとつと契約を交わし自在に操る。 魔術…

バチカン奇跡調査官シリーズを読んでいます

Kindle Unlimitedに登録してから、これまで読んでこなかった旧作、ベストセラーをよく読んでいる。 バチカン奇跡調査官は以前短編集『独房の探偵』だけ読んだことがあって、Kindle Unlimitedに序盤の巻が何冊か入っているのを見つけて「それなら読んでみよう…

米津玄師に突然ハマって一年経過した人の話 〜STRAY SHEEP〜

米津玄師の音楽を聴くようになって、そろそろ一年が経つ。 liargirl.hatenablog.com liargirl.hatenablog.com 2019シーズン終盤の悲しみを慰められ、年が明けて「今年は本を百冊読みたい、できれば教会にも行きたい」と目標を立てた。けれどすぐにコロナ禍が…

ゴーストハントシリーズを読みました

序 十二国記を完走した直後、角川文庫版『ゴーストハント』が発売された。 周りの小野不由美読者も少女小説好きもこぞってゴーストハントを買っているのを見て私も買い、他の小野作品とともに読み始めた。 旧校舎怪談→鬼談百景→残穢→人形の檻の順。なかなか…

MIU404と感電

ドラマ「MIU404」の放送終了後、最初の金曜日。 ロス真っ只中でこのエントリーを書いている。当初は主題歌が米津玄師だからと見始めたのにドラマ自体にもすっかりハマってしまい、ライブに行けない日々の中MIU404は大きな楽しみだった。以下の文章では、各話…

十二国記外伝「漂舶」を読みました

liargirl.hatenablog.comシリーズ既刊完走から一ヶ月、探していた「漂舶」が手に入った。 『双頭の悪魔』のハードカバー版は五年かかったのに……。 舞台は尚隆が即位してから百年以上が過ぎた雁。官吏に拘束される日々に辟易した尚隆と六太が玄英宮を抜け出し…

米津玄師に突然ハマった人が読んだ本の話②

こういう事情で今まで手に取らなかったような本を読み続けている。 liargirl.hatenablog.com 神学と詩集 ダンテ『神曲』神曲 文庫版 全3巻完結セット (集英社文庫ヘリテージ)作者:ダンテ・アリギエーリ発売日: 2012/02/01メディア: 文庫有言実行。 LOSERに引…

十二国記初読の感想

2月以来買いこんでいた本の中に『魔性の子』があった。言わずと知れた大ベストセラー・十二国記のエピソード0にあたる小説で、目についた本をひたすら買っていた時、Twitterのフォロワーさんが「十二国記は『魔性の子』から読むといい」と仰っていたのを思い…

ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』

うたかたの日々 (光文社古典新訳文庫 Aウ 5-1)作者:ヴィアン発売日: 2011/09/13メディア: 文庫愛する女性が、肺の中に睡蓮の花が宿る病にかかった――小川洋子とクラフト・エヴィング商會の共著『注文の多い注文書』に紹介されていたのを読んで興味を持った本…

オンライン顔タイプ診断を受けました

顔タイプ診断について 顔タイプ診断では、顔の輪郭やパーツの特徴やバランスなどから顔のタイプを分析することで、似合うファッションのテイストや髪型などを導き出します。 (https://kaotype.jp/kaotype/より引用) 顔タイプ診断とはイメージコンサルタント…

Jリーグサポーターとパーソナルカラー 迷走編

プロローグ 2019年12月、私はサポーター人生のちょっとした危機に瀕していた。 応援している選手が当時所属していたクラブを退団することになり、次の移籍先はこれから決めるという時期。自分の半身が日ごとに切り刻まれるようだった。 食事も適当になり、何…

米津玄師に突然ハマった人が読んだ本の話

この時期に関する記録として 二月下旬、ルヴァンカップ第二節にして私の今季初スタジアム観戦となるはずだった試合の前日、それは知らされた。Jリーグ、全試合延期の決定。 理由は新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大防止のため。 この日を境とするように様…

自炊未満のメニューブック

ニ年ほど前から自炊を始めた。 遅すぎるデビューの上に不定休(何曜日にこれ買っていつまでに消費して等の計画を立てにくい)なのでそんなに上達もしていないのだけど、「新型コロナウイルスのせいで在宅時間が増えた」「繁忙期なので簡単な食事をしたい」とい…

米津玄師に突然ハマって二ヵ月経過した人の話

これまでのあらすじ liargirl.hatenablog.com それからの話 閉店間際のタワーレコードに駆け込んで米津玄師のCDを買った日から二ヶ月、めでたく音源が揃った。Jリーグは最終節を終え、チケット代の支払いに追われていないからどんどん使ってしまう。 インタ…

米津玄師に突然ハマった人の話

2019年10月、応援している名古屋グランパスがなかなか勝てずJ1残留争いをしている最中、あまりにも辛くて何か新しいことに目を向けたくなった。 ちょうどその頃ラグビーW杯関連でよくかかっていて、今までちゃんと聴いたこともなかったからと米津玄師のアル…

Jリーグサポーターとパーソナルカラー第二弾

長い前置き 先日、少しばかりショッキングな出来事があった。 愛するグランパスの赤いユニフォームが似合わなくなっていたのだ。瑞穂での試合が終わってマスコットグリーティングに向かうために化粧室で鏡を見たら、恐ろしく顔色の悪い自分が映っていた。 別…

LAMP IN TERRENに突然ハマった人の話

LAMP IN TERREN、略称テレン。 長崎県出身4人組、26〜27歳にして結成12年となるバンド。すべての作詞曲をボーカル・松本大が手がけ、代表曲に「緑閃光」「ボイド」などがある。 ……といったことを全く知らず、そもそも邦ロックというジャンルをあまり熱心に聴…