療養中にあってよかったもの

ひとつ前のエントリーにも書いたが、先月とうとうコロナウィルスに感染し、発熱で自宅療養していた。
隔離期間が明けて外に出られるようになると、「実は私も濃厚接触者になっていた」「友達がかかったと聞いた」「親戚が」等々ほとんど会う人会う人皆さん全員が言われる。ここ二ヶ月ほどはSNSを見ても常に誰か療養している。
そんな中、個人的に「これがあってよかった」というものがいくつかあったので備忘録として書きとめておく。
色々な意見や家庭環境、生活スタイルがあると思うので、医療機関が推奨するようなリストと合わせながら参考程度に見ていただきたい。

  • 常備している消耗品のストック各種多め

理想を言えば仮に今から二週間、外出できなくなったとしても持ちこたえられるストック。疲れ切って買い物に出るどころではなくなった時に備えるイメージで揃えておくといいと思う。日頃から楽してしまおう。ちなみに筆者は同じ靴下を何組も持っているタイプ。
洗剤は絶対に切らしてはいけない。食器用も洗濯用も。不幸中の幸いで、母が濃厚接触者になったものの買い物は許されていたので何とかなったが、あれがなくなっていたらと思うとゾッとする。 非常時にあれこれ考えながら買い物リストを作る余裕はない。
隔離期間中になくなったものを終わってから買いに行くのも大変。一会計ですごい金額になった。

普通のティッシュは言わずもがな、保湿ティッシュもボックス五つくらい連なっているセットで用意しておく。用途は同じでも、花粉症シーズンのごとく頻繁に鼻をかんだり顔を拭いたりする際のダメージが減る。

  • 大量のゴミ袋

ずっと家にいるとゴミの量が尋常でない。家族同士の接触を避けるためのペーパータオルや紙コップ、ポリ手袋等(これは単身世帯でも必須ですね)もあり、普段の数倍は発生する。そして回収業者の方に感染させないためにも密封して捨てなければならない。
ゴミ箱にセットするビニール袋、ペーパータオル等を捨てるため水回り各所に、小さなゴミを捨てるため、それらをまとめて捨てるための地域指定ゴミ袋など。

  • 大量の着替えと下着とタオル

パジャマで寝込む、発熱で汗をかいて着替える、個別に手を拭くためのタオルなどなど洗濯ものも多い。
乾燥かけてガンガン使える綿の肌着があるといいと思う。タオルに関しては箪笥で眠っていたバンドのグッズが大活躍した。

  • 保冷剤

ケーキ買った時のものを取っておく。発熱時に使う。
藤の花の柄の手ぬぐいに包んで使うと蝶屋敷で治療されている気分になれる。

  • レトルト・インスタント食品

療養食としてのおかゆ、インスタントの麺類、スープ、冷凍食品、ゼリー飲料など。災害用のローリングストックを兼ねて。
筆者は丸美屋の鬼滅のカレーも常備している。温めなくても食べられる、元気がなくても食べやすい甘口、子ども用なので量も多すぎない。もともとはおまけのシール目当てで買ったのだが、療養食・非常食としてもうってつけだと思う。なお推しのシールはまだ出ない。

  • お菓子

やさしい食事優先ではあるが、食に興味の薄い私でも三日で飽きた。ただでさえ刺激の少ない日々で変化がないと辛い。
そろそろおかゆ以外のものも食べたい、となったら体が疲れないような小分けのクラッカーやノンフライスナック菓子から。食事するにも体力が必要なんですよ。快復してきたらポテトチップスとか、季節の味も欲しいよね。アレルギーに気をつけつつ、なるべく色々な種類のお菓子があるといいと思う。

専用端末でもスマホアプリでもwebブラウザでも青空文庫でもいい、とにかく読むものがなくならないという安心感。端末ごとアルコールティッシュで拭いて消毒できるのもいい。
筆者も紙書籍派で、実際この隔離期間中に積読を崩し良い本にも出会えたのだが落とし穴があった。丸ごと積読タワーだと思っていた一群が、なんとすでに読了した本のタワーだったことが発覚したのだ。腰を抜かすところだった。あってよかったkindleアンリミテッド。最近は光文社新訳文庫でよくロシア文学を読んでいる。

  • ありとあらゆる箇所を保湿するもの

基礎化粧品の他、ボディ用、ニベアのクリーム、リップクリーム、ネイルオイル、アイクリーム、フェイスマスク、ヘアオイル、思いつくもの何でも。むしゃくしゃしてお金を使いたくなった時にこういうものを買っておきましょう。ストレス発散になる上に罪悪感が少なくて済む。
心身ともにダメージがひどいので、ケアするためのものは必要です。香りつきでもいい方はクナイプのビオオイルがおすすめ。
ハンドクリームとニベアの青缶は非常用リュックにも入れてローリングストック。

  • ボディシートとドライシャンプー

ドライシャンプーは防災を兼ねて一家に一本用意しましょう。お風呂に入る気力がない日にも使える。
いろんなタイプがあるので、余裕があれば普段から試して自分に合うものを見つけておくといいと思う。
私はピジョンの泡タイプのものが好き。スプレーだと香りつきのものが多く、ミストも手軽だが水分を拭き取りきれないくて冬場に凍える。泡タイプも液体ではあるが、拭き取りやすく寒くない。無香なら避難所などでも使える。

  • 冬用毛布など

体温が39℃近くなると、相対的に周りが寒く感じられる。真夏なのに、冷房を切って冬用毛布+羽毛布団+さらに上に毛布をかけても涼しいくらいだった。
これが朝になると今度は汗のついたシーツ(薄手の大きいタオルケットをシーツ代わりにしている)を洗濯したくてたまらなくなる。冬場は事情が違うと思うが、春夏秋なら代謝のいいタイプはシーツの洗い替えもほしい。