2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

紅玉いづき『現代詩人探偵』

詩を書くこと、それをアイデンティティとして生きていくことの業と青春小説としての悲しみが溶け合っていた。趣味でですが短歌を詠んでいるので刺さるところがたくさん……。 赤えんぴつを持って、傍線を引きながらまた読みたい。

クリスチア・ブランド『招かれざる客たちのビュッフェ』

短編のページ数の中で幾度も行われる読者との駆け引き、結末へ至るまでのプロットの運び、そして「ジェミニー・クリケット事件」の緻密さが良かった! 収録作では「婚姻飛翔」も好きです。