2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

しかし

ルパンが「怪盗はビジネス」と言っているのが引っ掛かる。 怪盗は趣味でやるのがベストだと思っているので。 だって、生活のためにやってるんじゃ格好悪いでしょう?

モーリス・ルブラン「アルセーヌ=ルパン全集1 怪盗紳士ルパン」(偕成社)

怪盗紳士ルパン (アルセーヌ・ルパン全集 (1))作者: モーリス・ルブラン,竹西英夫出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1981/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る・ルパン逮捕される ・獄中のアルセーヌ=ルパン ・ルパ…

森博嗣「今はもうない」

今はもうない (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/04/02メディア: 新書購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (49件) を見る飛ばす飛ばす、西之園嬢。 ただ、「詩的私的ジャック」の解説からトリックが分かってしまっ…

米澤穂信「愚者のエンドロール」

愚者のエンドロール (角川文庫)作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2002/07/31メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 228回この商品を含むブログ (438件) を見る 突如としてミステリマニアへと変貌…

米澤穂信「氷菓」

氷菓 (角川文庫)作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2001/10/28メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 956回この商品を含むブログ (574件) を見る途中までは予想がつくし、最後にもう一ひねり入れることでようやく及第点、って感…

芦辺拓「十三番目の陪審員」

十三番目の陪審員作者: 芦辺拓出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 鮮やかな解体 陪審員制度そのものをトリックに繰りこみ、駄目だ駄目だと思っていたループが鮮やかに解体…

芦辺拓「十三番目の陪審員」

変わって、楽しみにしていた一冊。 まだ読みかけですが、展開に無駄がなく結構早く読める割に、森江の感情もなんかも過不足なく書かれているので、充実度高いです。

貫井徳郎「鬼流殺生祭」

鬼流殺生祭 (講談社文庫)作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/06/14メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見るだから、「○○は実のところ××だったんですよ」というのは、同じようなの見てきてるんだってば。 という感じ…

笠井潔・編「本格ミステリの現在」

本格ミステリの現在作者: 笠井潔出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1997/09/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る評論集。未読本のネタバレもあったので、いつくか読んでいないのもあります。 一番興味深く読んだもの…

今日テレビで

「今夜あなたは目撃者! 全国警察犯罪捜査網!!」というのをやるそうです。見ないけど。 この手の番組は嫌いです。 タイトル見たときに「山口雅也か!」としか言えなかった自分は、後戻りできないオタだと思った。ミステリーズ《完全版》 (講談社文庫)作者: …

進まない……

今、貫井徳郎「鬼流殺生祭」を読んでいるのですが、これが読みにくくて1日50ページくらいしか進みません…… 明日中に読み終えるのが目標。

はやみねかおる・えぬえけい「夢水清志朗の事件ノート6 ギヤマン壷の謎」

名探偵夢水清志郎事件ノート(6) ギヤマン壺の謎 (KCデラックス なかよし)作者: えぬえけい,はやみねかおる出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/20メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る原作の良さはそのまま生かし、ほど…

森博嗣「夏のレプリカ」

夏のレプリカ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/01/07メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (42件) を見るすっきりした話を読みたいと思って。 以下、短いですがネタバレになるので伏せます。

ルーファス・キング「不思議の国の悪意」より

不思議の国の悪意 (創元推理文庫)作者: ルーファスキング,Rufas King,押田由起出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/08メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る読んだのは、 ・不思議の国の悪意 ・マイアミプレスの特ダネ ・淵の…

映画を見たら

ブレイブハート [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント発売日: 2002/10/04メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るメル・ギブソン監督の映画「ブレイブハート」を見たら、 毒殺・爆殺・銃殺・電気ショッ…

上遠野浩平「しずるさんと底無し密室たち」

しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World (富士見ミステリー文庫)作者: 上遠野浩平,椋本夏夜出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2004/12/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (95件) を見る…

貫井徳郎「失踪症候群」

失踪症候群 (双葉文庫)作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 1998/03メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (68件) を見るこれは駄目だ、私には合わなかった。 読ませる展開ではあるけれど、最後にカタルシスが感じられないのが致命的。

西尾維新「零崎曲識の人間人間」

零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/07メディア: 新書購入: 7人 クリック: 207回この商品を含むブログ (170件) を見る 面白いよ! 「少女趣味」曲識に惚れそう。 彼が女なら絶対に惚れてたね。男…

何故私は「名探偵コナン」を素直に楽しめないのか

そりゃ、はじめは面白いと思っていた 多分、私が初めて触れた推理漫画だったと思う。 その頃は「推理って何ぞや」という程度で、「話を読む」ために読んでいた。それだけで充分面白かったし、今読んでも構成やエンターテイメント性の質の高さは評価している…

映画「死神の精度」のCMがホラーっぽくて嫌だorz

珍しくorzと言うほど嫌。 だって、原作ではホラー的な書き方はされていませんよ。 死神の眼は確かに冷めているけど、「見守る」感じもある。 「人間達はどうしようもなくバカだけど、そのひたむきな姿がいとおしい」と思えるような書き方がされていたはず。 …

有栖川有栖デビュー20周年記念企画

ファン主導の企画があるそうです。http://homepage3.nifty.com/arisugawa/kikaku.html オリジナルグッズ制作など、熱の入った企画ですね。

ちなみに

私の本格観を決定したのは、麻耶雄嵩「夏と冬の奏鳴曲」です。夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社ノベルス)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/08メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (18件) を見るこれはもう、本を読んで腰を抜…

米澤穂信「インシテミル」

インシテミル作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (348件) を見る面白かった。 「!」つきで快哉を挙げる感じじゃないけど、自分とミステリの関係って何なのか、本格観は…

検索で

「双頭の悪魔 書評」で検索された方へ。 読んで損はない。 絶対に満足する。 悪い事は言わない、出来ればシリーズ順に読んで!

要チェック

芦辺拓の新刊「裁判員法廷」が出ているそう。裁判員法廷作者: 芦辺拓出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (40件) を見る先日「本格ミステリ07」で「裁判員法廷2009」を読んでそのスタイリッシュさ…

北森鴻「孔雀狂想曲」

孔雀狂想曲作者: 北森鴻出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/10/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るうーん、探偵のキャラがそんなに好きじゃないけど、「キリコ・キリコ」が良かった。

愛川晶「鏡の奥の他人」

鏡の奥の他人 (幻冬舎文庫)作者: 愛川晶出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2000/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るダミーはダミーと割れてしまうけど。反転また反転の展開に満足。 作中の「現代女子論」を心して読むべし。本当にこのままだよ…

貫井徳郎「神のふたつの貌」

神のふたつの貌 (文春文庫)作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/05メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (47件) を見る面白いね貫井作品。ということで今日は長編。 トリックは予想がつくけど、伏線の出し方が驚くほど自然。…

好きな名探偵一覧

中井が個人的に好きな名探偵たち一覧。 ・江神二郎(有栖川有栖・「双頭の悪魔」など) ・中禅寺秋彦(京極夏彦・「姑獲鳥の夏」など) ・辰寅叔父さん(倉知淳「占い師はお昼寝中」より)・匠千暁(西澤保彦・「彼女が死んだ夜」など) ・高瀬千帆(同上) …

貫井徳郎「被害者は誰?」

被害者は誰? (講談社ノベルス)作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/05メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見るマニアック万歳。