2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古本屋に続々

「ニューウェイブミステリ読本」が置いてあったので目を付けていたブックオフ某店に行ったら、欲しかった本が文庫で安く売っていた。 調子に乗って予定外の本まで買いまくる。 ・山口雅也監修「ニューウェイブミステリ読本」・探偵小説研究会「本格ミステリ…

西澤保彦「七回死んだ男」

七回死んだ男 (講談社文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/10/07メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 145回この商品を含むブログ (160件) を見る面白かった! 解決編に入る直前で、「なんだか、凄く怖いものが待っている気がする」と予…

綾辻の文章

「囁きシリーズ」には特に顕著ですが、綾辻は文章による「空気・雰囲気の表現」がめちゃめちゃ上手い。 個人的には「迷路館」の、あの閉塞感あたりが好き。

綾辻行人「暗闇の囁き」

暗闇の囁き (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/06/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (24件) を見るこれは幻想小説、かな? 伏線の使い方がミステリっぽいです。

メルカトルは好きで嫌い

私が始めて読んだ麻耶作品は「気分は名探偵」収録の短編「二つの凶器」です。気分は名探偵―犯人当てアンソロジー作者: 我孫子武丸,霧舎巧,貫井徳郎,法月綸太郎,有栖川有栖,麻耶雄嵩出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 1人 クリ…

麻耶雄嵩「名探偵 木更津悠也」

どれもレベルが高いんです。木更津・香月が共に自覚的名探偵・自覚的助手である点もミステリに問うところがあります。 しかーし物足りない。初期にあったような「裏切り」がないのです。 やっぱり私の好みはメルカトル鮎のようです。そして振り回される美袋…

西澤保彦「スコッチ・ゲーム」

スコッチ・ゲーム―匠千暁シリーズ (カドカワ・エンタテインメント)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るようやく辿りついたー。寄宿舎ミステリ! 私はメタを本格だとは思っていません…

西澤保彦「仔羊たちの聖夜」

仔羊たちの聖夜 (カドカワ・エンタテインメント)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1997/08メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (9件) を見るなんかもう、このシリーズはタカチ萌えで読んでいる気がする。 一見格好良すぎるかと思…

恐るべし

(中井による別ブログから転載しました) 変ですよ、うちのパソコン。 つい最近まで、「めいたんてい」で変換しようとすると「名探偵」より「銘探偵」が先に出てきたんですから。 まず「めい」の部分と「探偵」の部分で別々に変換されるんですね。ここまでは…

霧舎巧「新本格もどき」近日発売!

新本格もどき (カッパ・ノベルス)作者: 霧舎巧出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (64件) を見る「双頭の小悪魔」が楽しみ。

太田忠司「倫敦時計の謎」

倫敦時計の謎 (ノン・ポシェット)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1998/04/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見るあるテーマの作品。ちょっと雰囲気が軽いけど。しかし霞田兄妹の関係性はなんでこんなに萌えるんだろう。フラグも…

西澤保彦「麦酒の家の冒険」

麦酒の家の冒険 (講談社ノベルス)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/11メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見る昨日の「ひたすら」は訂正します。ちょっと動きがありました。 しかし長ッ! 別に短編でも良かったん…

西澤保彦「麦酒の家の冒険」

今読んでます。 無人の家に隠された大量のビールの謎を推理していく長編…… 長編の長さで、ただひたすらディスカッション…… まずい、早くもくじけそう。パソコンやってるあたりがその証明。

法月綸太郎「ふたたび赤い悪夢」

ふたたび赤い悪夢 (講談社文庫)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/06/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (24件) を見るとにかく凄い密度。 ミステリ部分とその他の部分とのバランスがとれていたのかが微妙で…

法月綸太郎「一の悲劇」

一の悲劇 (ノン・ポシェット)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1996/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (37件) を見るおのれはどれだけ法月が好きなんだ、と自分に突っ込む。 誘拐、というかメインのトリック…

一瞬だけ考えた。

名探偵法月綸太郎、実写キャストは松本潤とかどうだろう。 ……うん、無いな。

理想の型

「密閉教室」を再読して、ひとつ。 法月が佐藤友哉「フリッカー式」を絶賛したということを思い出しました。佐藤の本の著者紹介だったか、「羨望した」とまで書いている所もありましたよね。 そこで私は思いました。もしかすると法月が書きたい理想の型が「…

麻耶雄嵩「まほろ市の殺人・秋 闇雲A子と憂鬱刑事」

まほろ市の殺人 秋―闇雲A子と憂鬱刑事 (祥伝社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2002/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (39件) を見るたまに、「どうしても麻耶雄嵩読みたいっ!」という時がやってきます。 …

法月綸太郎「ノーカット版 密閉教室」講談社BOX版

ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/02/02メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (29件) を見る再読という事が信じられないくらいの衝撃でした。 ↑そのまま帯に出来そうだ。感想はこれに…

2パターン

名探偵萌えのパターン スーパー名探偵 →萌え 名探偵の哀しみ →きゅん ©Miwa Nakai それはさておき、中井はスーパー名探偵(©二階堂黎人?)も好きですが、それよりも「名探偵の哀しみ」を持つ探偵の方が好きです。 だから江神二郎だとか京極堂だとかが好きな…

西澤保彦「彼女が死んだ夜」

彼女が死んだ夜 (角川文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 9回この商品を含むブログ (32件) を見る面白かった! 説得力ある仮説の上にまた仮説を立て、とんでもない真相を導き出す。その過程が面…

不思議体験

ミステリーサークルの正体はどうでも良かったりします。 正体が何か、よりも「見た」ということが重要なのです。 8月7日、私は妙なものを見ました。 福井県の某所、グラウンドの砂に大きな同心円状の跡があるのを。 そこで今日、 「3日前にミステリーサー…

ルーツを辿る・2

現在も在学中の高校の図書館は、蔵書がものすごく充実しています。 高校生〜 篠田真由美「建築探偵桜井京介シリーズ」 未明の家―建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)作者: 篠田真由美出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/09メディア: 新書 クリック:…

ルーツを辿る・1

まず、「影響を受けた」という観点から、中井のルーツを振り返ってみます。小学生編 「金田一少年の事件簿」 金田一少年の事件簿 (1) (講談社コミックス (1874巻))作者: 金成陽三郎,さとうふみや出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/02/17メディア: コミッ…

客室

遠目だと密室に見える。 旅行先のホテルの案内板で、見事に見間違えました。 開始早々、ブログを放り出しました。反省。 のっけから遊んでいてはいけませんね。 とりあえず、既読本のおさらいと、新しく読んだ本の感想。 順不同・ごちゃまぜで進めたいと思い…

書評はじめました。

はじめまして、中井です。 好きな作家は島田荘司、有栖川有栖、法月綸太郎など。 いわゆる新本格以降くらいしか読んでおらず、古典にも疎いです。 名探偵好きなので、キャラクタ方面の言及もたまに見られるでしょう。 この2点はご容赦下さい。 ウェブの片隅…