現在も在学中の高校の図書館は、蔵書がものすごく充実しています。
高校生〜
篠田真由美「建築探偵桜井京介シリーズ」
- 作者: 篠田真由美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/09
- メディア: 新書
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正確には近代建築を研究する人のことですが、はやみねを通して「推理もの、
好きかも知れない」と思い始めた私はそんなことも知らず、「建築+探偵→読む!」と、実に単純に手に取ったのでした。
結果的には、これは幸運でした。
文章も読みやすいし、キャラクターも強くストーリーも面白くて、ミステリとしても完成度が高い。まさに入門者に最適です。現在も、初心者にミステリを薦める時には、必ずこの作品を挙げています。
また、物語としてミステリを読んでいた頃には知らなかった、ピースが繋がっていく「パズラーの面白さ」を知ったシリーズでもあります。
特に「原罪の庭」! 早くにこの作品を読んでしまったのは本当に贅沢というか、当時の自分が羨ましいというか……。
だって、「原罪の庭」を上回る衝撃を与えたWhydunitを、未だにお目にかかったことがないんですから。
霧舎巧「霧舎学園シリーズ」
四月は霧の00密室 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
- 作者: 霧舎巧
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/05
- メディア: 新書
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学園シリーズの仕掛けには、毎回「こんなこともアリなのか!」と思わされましたし、影響というには違うかもしれませんが、これがあるから今に至るんだよなぁ、という意味で。
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/07/08
- メディア: 文庫
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ところで、「金田一少年」を読んだにも関わらず、これを挙げるということは……
ええ、こればかりは自分の忘却力に感謝してます。あー恥ずかしい……
しかし、「占星術」こそ転機でした。
ひとつのトリックから、ドミノ式に全てのことが繋がっていく。建築探偵シリーズで知った楽しみを、とびきり広いスケールで見られたことが、私のミステリ開眼体験だったのです。
とまあ、私のルーツはこんな感じです。
その後に強い影響を受けたのは、
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/06
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- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/04/21
- メディア: 文庫
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- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/09/03
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- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/08
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- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
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「双頭の悪魔」は犯人当ての作法を学んだ作品でもあるし、一番好きな名探偵に出会ったことが忘れられません。
「夏冬」は腰を抜かした。本格感も変わりましたよ。