2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

二階堂黎人「ユリ迷宮」

ユリ迷宮 (講談社文庫)作者: 二階堂黎人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/03メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る蘭子さんがひたすら格好良い。 女探偵って「女性」性を押し出しているようなところがあって、好きなキャラは実…

ジョン・ディクスン・カー「連続殺人事件」

連続殺人事件 (創元推理文庫 118-10)作者: ディクスン・カー,井上一夫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1961/07/21メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見るカーは初めて読みます。たまたま取った本がこれだった、という…

アンソロジー「不条理な殺人」より

不条理な殺人作者: 法月綸太郎,山口雅也,有栖川有栖,加納朋子,西澤保彦,恩田陸,倉知淳,若竹七海,近藤史恵,柴田よしき出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1998/07/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る・山口雅也「モルグ氏の素晴らしきクリスマス…

霧舎巧「新本格もどき」より

・人形は密室で推理する 密室はちょっと「?」だったんですが、探偵を利用したトリックには目を瞠るものがあります。生意気人形ラブ。

我孫子武丸「人形はこたつで推理する」

人形はこたつで推理する (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/06メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (27件) を見る「新本格もどき」に対応すべく読了。 設定や文体こそ漫画っぽくても、ロジックの切れ味が鋭い…

「ボクちゃん探偵」シリーズの漫画

河内実加によるコミックも読みたい。歯なしの探偵―渋柿信介の事件簿 (秋田コミックスサスペリア)作者: 二階堂黎人,河内実加出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2002/12/26メディア: コミック クリック: 16回この商品を含むブログ (1件) を見る一編だけ読んだ…

二階堂黎人「クロへの長い道」

クロへの長い道―ボクちゃん探偵シリーズ作者: 二階堂黎人出版社/メーカー: 双葉社発売日: 1999/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る愉快で悲しい「ボクちゃん探偵」、語り口も面白いなら本格としてのキレも良い。 「縞模様の宅配便」のトリ…

山口雅也「生ける屍の死」

生ける屍の死 (創元推理文庫)作者: 山口雅也出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/02/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (86件) を見る長かった……しかし面白かった! 「パンク」にどれだけ馴染めるかと心配してたんですけど…

今日は文化祭

事件は起こりません(あったら大変だよ)。 ・倉知淳「占い師はお昼寝中」 占い師はお昼寝中 (創元推理文庫)作者: 倉知淳出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2000/07メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (26件) を見る「日常の謎」系短編集。…

鯨統一郎「浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話」

浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話 (カッパノベルス)作者: 鯨統一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/19メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (34件) を見る「昔話」を解く発想自体は良いんだが(「浦島」とかね)、「九つの殺人メル…

北村薫「冬のオペラ」

冬のオペラ (角川文庫)作者: 北村薫,おーなり由子出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/05/23メディア: 文庫 クリック: 67回この商品を含むブログ (32件) を見る私が鈍感なのか、「名探偵 木更津悠也」に影響されてか、はてまた江神二郎という極端を知って…

西澤保彦「リドル・ロマンス 迷宮浪漫」

リドル・ロマンス―迷宮浪漫作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る美貌の悪魔が人の感情を暴きたてる、という世界観に惹かれて読んでみた。 一話こそ普通(でもないか)ですが、身勝手な…

二階堂黎人「地獄の奇術師」

地獄の奇術師 (講談社文庫)作者: 二階堂黎人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/07/06メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (20件) を見る昨日の続きから読んだら、ちょうどそこから面白くなってきたので、そのまま一気に読みました。 トリ…

どうしよう

ちょっと思いついたネタがあって小説を書き始めたら、何だか予想外に長くなりそうです。 しかも展開がミステリっぽい! 吹雪の山荘っぽい! どうしよう大好物だ。書いてみたい……!

長さと密度の関係性

「依存」を読んでしまうと、それについて考えずにいられません。 10行で済む事を13ページかけて説明するKさんとかいるし。

二階堂黎人「地獄の奇術師」

今読んでいるところです。 古き探偵小説の世界。重いけどこんな世界も癖になる。 話はようやく250ページ超えたあたりですが、もしかしたら「中盤」はもう少し先かもしれない。

「二の悲劇」に見る「物語の行方」

ラストに綸太郎が言った「夢を見ること」というのは、作者のミステリに対する思いでしょうか。

アンソロジー「不条理な殺人」に、「二の悲劇」の原型である「トゥ・オブ・アス」収録。不条理な殺人作者: 法月綸太郎,山口雅也,有栖川有栖,加納朋子,西澤保彦,恩田陸,倉知淳,若竹七海,近藤史恵,柴田よしき出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1998/07/01メディ…

法月綸太郎「二の悲劇」

二の悲劇 (ノン・ポシェット)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1997/07/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (23件) を見る二人称の記述にドキドキしながら読みました。ひっくり返った! と思ったら不意打ちによっ…

北山猛邦「『クロック城』殺人事件」

『クロック城』殺人事件 (講談社ノベルス)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/03/07メディア: 新書 クリック: 13回この商品を含むブログ (44件) を見る首切りの理由には驚きましたが、駄目だ、肌に合わなかった。 脱格の脅威っていうのがよ…

太田忠司「伯林水晶の謎」

伯林水晶の謎 (ノン・ポシェット)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 1998/12/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る意志はどうした、と自分に問いたい。何とでも言え、私は兄×妹が好きなんだ。 だってこの人、妹の彼氏に試練を出し…

霧舎巧「新本格もどき」より

元になった作品で未読のものが多いので、そちらもカバーしながら読んでいくことになりそうです。・三、四、五角館の殺人 なるほどそう来たか、と思ったら霧舎らしいジャブがやってきます。折り紙名人ラブ。・二、三の悲劇 盲点、実はそれほど意外でもないけ…

趣味も楽じゃないさ

趣味で書いた小説に叙述トリックを入れてみた。 それをミステリ友に見せたら、「読めた」というお言葉。 そりゃ、そんなものである。

やっと!

霧舎巧「新本格もどき」ようやく今日買いました。新本格もどき (カッパ・ノベルス)作者: 霧舎巧出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (64件) を見る読み始めたばかりですが、何だこの、ものすごいメタ…

西澤保彦「瞬間移動死体」

瞬間移動死体 (講談社ノベルス)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/04メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る設定に興味を持って読んでみた。トリックここに極まり、とまではいかないものの、「モノの入れ替わり」…

片手で間に合わない

「2006ベストミステリーズ」を読んで「落下する緑」を読みたいと思った。落下する緑 永見緋太郎の事件簿 (創元クライム・クラブ)作者: 田中啓文出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/11/29メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (45件) を…

西澤保彦「依存」

依存 (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/11メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る何だこの密度! 最終的な場面に行くまでに幾つかの小さな事件とその謎解きが置かれているので、…