山口雅也「生ける屍の死」

生ける屍の死 (創元推理文庫)

生ける屍の死 (創元推理文庫)

長かった……しかし面白かった!
「パンク」にどれだけ馴染めるかと心配してたんですけど、主人公グリンもガールフレンドのチェシャも驚くほどピュアで、むしろ「きゅん」が溢れていました。
さらに、語り手グリンが日本人とのハーフであるため、舞台であるアメリカに「日本人の視点」でも読みやすくなっていたのも効果的。


ジョンとスマイリーの一件は解りましたが、その他はさっぱり。おけげで、華麗なる論理を堪能できました。伏線が凄かった。


しかしジーザス、あなたはどれだけの幸福を私に下さるのでしょう。