2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

綾辻行人「霧越邸殺人事件」を読み始めました

綾辻はもっと読みやすい文章書けるんですけど、今回はわざとカタい感じにするため漢字を多く使ったりと、ちょっと文章のハードル上げてますね。それともこれは伏線なのか? 続きがなかなか進まない……

ドラマ「ガリレオ」第三話 (原作:東野圭吾)

トリックは何か聞いたことのある感じでしたけど、ひとひねりのセメントが利いてましたね。 で、これが物語上のドラマも効果的に演出していましたし、何より今回の事件によって主人公は「湯川が見ているものは、刑事として(あるいは事件に関わる人間として)…

西澤保彦「黒の貴婦人」

黒の貴婦人作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2003/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (26件) を見る今回はキャラクターに重きを置いたのでしょうか? もちろんミステリとしても軽いながらにイケるんですけど。 初めてタカ…

提案

西澤保彦「匠千暁シリーズ」、ボンちゃんの実写キャスト候補として、TOKIOの松岡昌宏を挙げたい。あの兄貴肌とタフさを買う。 ただ、童顔だからな、あの人……

りら荘ゲット!

・鮎川哲也「りら荘事件」りら荘事件 (講談社文庫)作者: 鮎川哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る・深見真「パズルアウト」パズルアウト (富士見ミステリー文庫)作者: 深見…

横山秀夫「第三の時効」

第三の時効 (集英社文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/03/17メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 108回この商品を含むブログ (173件) を見る警察ものは綾辻行人「殺人方程式」くらいしか読んでいないので、表題作「第三の時効」のよう…

加納朋子「月曜日の水玉模様」

月曜日の水玉模様作者: 加納朋子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1998/09/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る相変わらずの粒ぞろい。ソフトボールのエピソードも良かった。

有栖川有栖×鈴木有布子「孤島パズル」連載予告編(「コミックBLADE avarus」より)

COMIC BLADE avarus (コミックブレイド アヴァルス) 2007年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2007/10/15メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見るマリアの髪が思ったより短い……いや、私の好みだともうちょっと長…

有栖川有栖「女王国の城」

女王国の城 (創元クライム・クラブ)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (247件) を見るありがとう、ありがとう15年。 思ってもいなかった論理を捻り出し、そこからの…

ドラマ「ガリレオ」第二回 (原作:東野圭吾)

今回はイマイチかもしれない。本当にトリックの解明だけで終わった。 トリックの解明→犯人の心理という二段構えを採った第一回の方が成功していました。 しかし、かたくなに「刑事」であろうとする主人公が、「湯川になら刑事よりも確かに人を助けることが出…

城平京「スパイラル・アライヴ 3巻」

スパイラル・アライヴ 3 (3) (ガンガンコミックス)作者: 城平京,水野英多出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/09/22メディア: コミック購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (21件) を見るで、さっそく読了。 全巻はラブコメ色が強…

なんだか多め

・有栖川有栖「女王国の城」 女王国の城 (創元クライム・クラブ)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (247件) を見るようやく購入。近場の本屋になかったので、ちょっ…

山口雅也「キッド・ピストルズの冒涜」

キッド・ピストルズの冒涜―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)作者: 山口雅也出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1997/02メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を見るああ、これを心配してたんだ。「パンク」に馴染めるのか…

有栖川関連

サイン本はどうやら来ないらしいので、近く(なるべく近く!)本屋で買います。 そしてそして!! 「孤島パズル」漫画化するって!!! もう連載予告編は出ているらしいので、「女王国の城」とあわせて買います!

西澤保彦「謎亭論処」

謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2001/03メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (24件) を見る短編だから仕方ないけど、軽い。霧舎巧の直後に読んだからか、短編集としてのまとめ方もそれ…

ドラマ「ガリレオ」第一回 (原作:東野圭吾)

違うのよ、そりゃ湯川は変わり者だけど変人じゃないのよ。 でも、「子供が苦手」と言ってコミュニケーションをとりたがらないあたりは好きなので、しっかり出てきて良かった。 トリックの説明は一般視聴者にとって退屈かもしれないから、その先にまた一段階…

霧舎巧「新本格もどき」

新本格もどき (カッパ・ノベルス)作者: 霧舎巧出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (64件) を見るようやく読了! 長い道のりだったよー。・13人目の看護士 これまた凝った構成。後書きにもあったけど…

山口雅也「13人目の探偵士」

13人目の探偵士 (講談社ノベルス)作者: 山口雅也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/07メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見るやや遠回りが過ぎな気もしますが、散々やった挙句に真相は……というのが見所なのだから良いでしょう。 ただ、ちょっと…

霧舎巧「新本格もどき」より

・長い、白い家の殺人 二点三点する論理展開が翻弄された。「誰彼」を彷彿とさせるような……ってそれは法月綸太郎だ。不審物に気をつけて。 困った、信濃の特徴がまだ良く分からん…… ・雨降り山荘の殺人 コックさんってそういうこと! 困った、私猫よりお昼寝…

歌野昌午「長い家の殺人」

長い家の殺人 (講談社文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (22件) を見る似たトリックを目にしたことがあったので途中で分かっちゃったんですけど、Mが凄かった。 あんなにするするとほどけてい…

嘆きついでに、もう一つ

有栖川有栖「女王国の城」は、サイン本を通販で注文しました。 だからまだ読んでいません。本すら手元にありません。 自分で選んだことだから文句は言いませんが、なるべくミステリ系の書評サイトを見ないようにしたり、話を聞かないようにしているのはキツ…

情報下さい

11日、「8人の名探偵犯罪調査」というコンビニ本が出ます。ミステリの短編作品を漫画化したものです。8人の名探偵犯罪調査 3 (秋田トップコミックスW)作者: 芦辺拓,宗美智子出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2007/05メディア: コミックこの商品を含むブロ…

太田忠司「維納オルゴールの謎」

維納音匣(オルゴール)の謎 (祥伝社文庫)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2001/09/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見るこの人の作品はすごく丁寧に作られています。 が、「綺麗に収まるように」作られているからこそ、真相にあ…

綾辻行人「殺人鬼」

殺人鬼 (双葉ノベルズ)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 双葉社発売日: 1994/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るホラーやスプラッタは苦手ですが、「叙述トリック」があるということで読んでみた。目や内臓への攻撃の…

二階堂黎人「吸血の家」

吸血の家作者: 二階堂黎人出版社/メーカー: 立風書房発売日: 1992/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る第一回鮎川賞つながり。 シリーズは順番に、とはいうものの実は「吸血の家」は前に読んだ事があります。従ってメインの…

芦辺拓「殺人喜劇の13人」

殺人喜劇の13人 (講談社文庫)作者: 芦辺拓出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (31件) を見る手記を利用したとはいえ、語り口があまりに軽薄で読むのに疲れたよ…… しかし、いくつものトリック…

西澤保彦「パズラー 謎と論理のエンタテイメント」

パズラー 謎と論理のエンタテイメント作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/06/25メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (45件) を見る個人的ベストは「時計仕掛けの小鳥」。 「チープトリック」も力入ってますね。

西尾維新「トリプルプレイ助悪郎」

トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,のがるわこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/07メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (78件) を見るかなーりアンフェア、しかし面白かった…… 西尾って、ミステリ形式にするときも…

西尾維新「トリプルプレイ助悪郎」を読んでます

西尾のミステリ(?)は「ロサンゼルスBB連続事件」以来ですね。って結構最近だ。 西尾ファンの友人Sによると「読者への挑戦」があるとのこと! もーこれ聴いた瞬間「えーっ!!」とも「ワー!!」ともつかない歓声を上げちゃいましたね。いやー楽しみ。

加納朋子「ガラスの麒麟」

ガラスの麒麟 (講談社文庫)作者: 加納朋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/06/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (65件) を見る小説としての充実度もさることながら、さすがミステリとしても一流。表題作の切り返し、良いで…