- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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女探偵って「女性」性を押し出しているようなところがあって、好きなキャラは実はあまりいないんですよ。好きなのは蓮丈那智とタカチぐらいです。
蘭子さんは「美少女」とか「美人」とか「甘いものに目がない」とか、そこかしこに女性性を演出されながらも、それが男性に媚びる形で発露されてはいないんですね。そこに好感を持ちました。
丁度こういった、伏線を綺麗に回収するタイプのミステリを読みたかったタイミングで読めて良かった。
その意味ではやっぱり「劇薬」が一番かな。