ミステリではなかったけど、本のタイトルにはふさわしいとも言える。この後どうなったんだろう。
・有栖川有栖「暗号を撒く男」
既に単行本で読んでいた作品。やっぱり小夜子姐さんが格好よかった。
・加納朋子「ダックスフンドの憂鬱」
実際にあっても不思議ではない「悪意」が怖かった。
・西澤保彦「見知らぬ督促状の問題」
伏線が効いていただけに、これも終わり方が怖い。
・倉知淳「眠り猫、眠れ」
切ない!
・法月綸太郎「トゥ・オブ・アス」
短編としてのキレが良い。
でも私は長編の方が好きかも。カーテンが開かれて光が射してきたような、あのカタルシスは忘れられない。