- 作者: 笠井潔
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1997/09/01
- メディア: ハードカバー
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一番興味深く読んだもの
巽昌章による「法月綸太郎論」と、千街晶之による「有栖川有栖論」。
「双頭の悪魔」のラストには私も疑問に思っていたので、それが火村のキャラクター性とリンクしているという解説はありがたかった。あと、「空恐ろしいまでの諦観」というのはドキッとしました。
一番面白かったもの
その有栖川による「山口雅也論」も最高。全編パンク語りで、飛ばしてるなぁと思う。
論としてしっかりしているのはもちろん、文体だけでも楽しめる上に遊び心も満載、さらには有栖川の本格ラブもビシビシ伝わってきます。