- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 新書
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ひきこもる若者たちの多くは、かつて学校で強要された「平等幻想」を呪詛してやみません。ここに彼らの「去勢否認」の痕跡を認めることは、さほど難しくないでしょう。ひきこもる若者たちこそは、まさに強制された「去勢否認」の犠牲者として、終わらない思春期に呪縛されているのではないか。私にはそのように思えてなりません。
(p.210)
自分自身、14〜16歳くらいのころは、登校拒否したり逃げ出したり色々と厄介事を起こしました。それぐらいグチャグチャで辛かった時期を、今もまだ直視することはできません。
そんな中に、10年以上もとらわれている人のことを思うと、胸が痛いです。