森谷明子「れんげ野原のまんなかで」

「助手が探偵に恋してます」ていうのは苦手なんだけど(概して独善的になりがちなので)、相手役が既婚者だというところで、よくあるパターンとは違う関係性になっているのが新鮮だった。
最後の二編、図書館を舞台にする意味はあったんだろうかと思ったけど、この探偵を使うことで上手くまとめられていたので良しとする。