連城三紀彦「敗北への凱旋」

暗号、トリック、感情面の動きもしっかり連動してる。
死者の情念をここまで美しい文章で書ける作家って、純文界にもちょっといないんじゃないだろうか。
戦場で、旋律を指に覚えさせるシーンが印象的でした。