文体のギャップ

私はブログでもほかの雑文でも、書きたい内容でけっこう文体を変えます。
内容が文体を呼ぶ、と言ったら大げさですが、だいたい「である調の方が書きやすいな」「これはですます調だな」と判断できたり、自然にその調になっていたりするのです。
あと、よく「論理的な文章は『である調』の方が書きやすい」と言われていますが、私はそれに同意しません。有栖川有栖は探偵役に関西弁で推理を語らせる(またそれが絶品なんですよ)ことを難なくこなしています。また、難しい言葉を中和させられる効果や、文末の種類が豊富であるという点も見逃してはならないでしょう。