佐々木丸美「花嫁人形」

花嫁人形

花嫁人形

甘い憧れだけでなく、救いもなく切られて終わる恋を描ききる物語。
……なのですが大人になってから読むと1/3くらいでもう苦笑が隠しきれないほど壮嗣さんのチャラ麺が目立って目立って。相当わがままなのに、女の子たちがついていっちゃうあたりがまた。
壮嗣さんに限らず、憬れってある意味代替可能な人物なのだけど、孤児四部作の女の子たちはそれを運命としてインプットされてるから他の幸せ、人生というのがあり得ない。ほんと、命のを賭けた恋だと思います。