- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・エラリー・クイーン「暗黒の館の殺人」
実はクイーンも初めて読むんですが、内容にしても探偵のキャラにしても「私が好きなのはクイーン寄りなんだな」というのは分かっていたので、予想通り楽しめました。
新訳で読みやすいのも良かった。
・山田風太郎「黄色い下宿人」
そうだよね、ホームズと東洋人といえばこう来るよね。失念してた。
この作品を選ぶに至った、綾辻の考えも面白い。
・ロナルド・ノックス「密室の行者」
トリックは知っていたけど、探偵はこれを、たった一点から導き出したんだよねぇ。すると、知らずに読んだら凄い衝撃受けてたかも。
・ジョン・ディクスン・カー「妖魔の森の家」
このタイプのは、一見簡単でも、いきなり出てくると結構驚くんですよね。
・エドワード・ホック「長方形の部屋」
そうか、そう来るか。驚けなかった。
・法月綸太郎「カニバリズム小論」
これは既読。
動機として考えられるものは出尽くした、と思ったときに出てくるあの結論はエグかったなー。綾辻が偏愛しているというのも分かる。
・泡坂妻夫「病人に刃物」
これも既読。なのでパスした。
・連城三紀彦「過去からの声」
トリック・プロット共に凄いぞ。横山秀夫の某短編を思い出した。
・鮎川哲也「達也が笑う」
これはもう、お手上げ。演繹法推理は好きだけど、自分自身は直感思考なので、犯人当てはまともに取り組んだことが無い。