芦辺拓「裁判員法廷」

裁判員法廷

裁判員法廷

昨日、芦辺拓を話題にしたのは伏線です。

「審理」について

本格ミステリ07」で読んだときの感想があるので、参照に。

「評議」

ミステリにおける「論理」というのは探偵役による「リード」にかかっているんだな、ということを改めて思った。
そのリードが絶妙。

「自白」

トリックが良かった。「やられた!」と言わされるはず。
スト2行は、単に「森江はすげぇんだぞ」というだけではなく、弁護士/名探偵・森江春策の哀しみが含まれていると思います。


森江君のとぼけ具合が結構好きかも。
ともかとの関係性も良いですね。「信頼」なのか「信用」なのか、そういうものが基盤にあるから。