- 作者: 芦辺拓
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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「審理」について
「本格ミステリ07」で読んだときの感想があるので、参照に。
「評議」
ミステリにおける「論理」というのは探偵役による「リード」にかかっているんだな、ということを改めて思った。
そのリードが絶妙。
「自白」
トリックが良かった。「やられた!」と言わされるはず。
ラスト2行は、単に「森江はすげぇんだぞ」というだけではなく、弁護士/名探偵・森江春策の哀しみが含まれていると思います。
森江君のとぼけ具合が結構好きかも。
ともかとの関係性も良いですね。「信頼」なのか「信用」なのか、そういうものが基盤にあるから。