本格ミステリ作家クラブ・編「本格ミステリ03」より

大山誠一郎「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」
反転一本のやや単純な展開ですが、それがかえって古典っぽいかも。周りを固めるのも良かったし。


乙一GOTH リストカット事件
指フェチなので他人事とは思えなかったよ。
本格か邪道かで言えば邪道なんだけど、伏線の回収や収まりどころに意外性がある。
これは単行本で読みたい。


有栖川有栖「比類のない神々しいような瞬間」
読めば読むほどマニアックな火村シリーズ。
時事ネタながら、とんでもない仕掛けが。