アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会 2」

黒後家蜘蛛の会 2 (創元推理文庫 167-2)

黒後家蜘蛛の会 2 (創元推理文庫 167-2)

一巻よりも逆説推理系が減って一発ネタが増えた気がしますが、その中でも「地球が沈んで宵の明星が輝く」なんかは上手くまとまっています。
「追われてもいないのに」「終局的犯罪」の二編は別格の出来。特に後者は全体の密度が高い上に、シャーロキアンジャンルの楽しみとキャラクター性がリンクしていて、締めも良かったです。