エラリー・クイーン「Xの悲劇」

Xの悲劇 (角川文庫)

Xの悲劇 (角川文庫)

レーンのキャラクター造形が好き。
ダイイングメッセージに限らず、ヒントが充分に出ているにもかかわらずヒントとして捉えられない、かといって完全に盲点でもないという微妙なところにあって、それがパズルのあるべき点におさまっていく展開が手堅い。