- 作者: 柄刀一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/06/20
- メディア: 新書
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またサブテーマとして名探偵の宿命、名探偵として生きる道の先に何があるのか?という命題が設けられており、こちらの考え方は有栖川有栖に近いのではないかと思います。
本作に二郎というキャラクターが登場するのはおそらく偶然ではないでしょう。「江神二郎の洞察」と併せて読めば、この両者に共通する名探偵観を「桜川のオフィーリア」を中心に考察できると思います。