芦辺拓「少年は探偵を夢見る」

まず雰囲気がいい! 久しぶりです、こんなワクワクする読書。
ミステリとしても、トリックそのものの大胆さだけでなく余詰めがきっちりしていて、特に「幽鬼魔荘殺人事件と13号室の謎」が伏線びっしりで驚きますよ。何で眠いときに読んじゃったんだろう、よく覚えてないよ。
妄想推理の「滝警部補自身の事件」も、二つの事件の付かず離れずな関係が良かったです。