- 作者: 相沢沙呼
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/10/21
- メディア: 文庫
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一本目の短編からして、「探偵役への期待」がいっぱいで地味にいたたまれない。
酉野初がマジックだけを根拠に"魔法"を期待され、自らもその役割を背負おうとするのがなんかもう痛々しい。
特別(に思える)ものを見せられる人に、期待をするのはとてもよく分かるから。
期待と戦える人間だけが名探偵ではないし、背負える人間が探偵であるとは限らないし、探偵が全部背負える訳ではないと思いました。