法学の授業で

大学の共通教育科目で、法学を選択しました。
自分があまりにも世間に疎いのを解消したいのと、ミステリ読む上で役立つかもしれない(法律を利用したトリックとか)という期待をこめて。
やはりというかなんというか、最初は裁判員制度に関する内容を学ぶそうなのですが……
授業中に「12人の怒れる男」を観ることから始まりやがりました。
DQN! 観たことあるのに96分もとられるの!?


仕方がないので、推理映画を復習つもりで観てみました。改めて観ると、

  • 無罪派を(論理的に)説得しようとする
  • 時間の正誤を疑う(電車を二重に機能させたのが素晴らしい。加えて、アパートの図面!)
  • 証人の心理面を考えてみる
  • 犯行法は?
  • 動機は?
  • 証人が見た光景は本当に確かか?

などなど、討議のバリエーションが豊富ですね。
それと気になったのは、作中に「3日前の晩は何をした?」「推理映画を観た」という会話が出てきたところ。
字幕だと「推理映画」となっているのが英台詞だと「Whodunit」と言っていたのが耳に留まりました(この点、ファンをなめちゃいけない)。英語圏では「本格」にあたる言葉が存在しなくて、強いていうなら「Classical Whodunit」だと聞いていたけど、本当だったんだ。