黒崎緑「しゃべくり探偵の四季」

叙述形式の変化によって「名探偵」を問いただすシリーズ。以前「五十円玉二十枚の謎」で「怪しいアルバイト」は読んだときはギャグの多さに疲れたもんですが、まとめて読むと振られた位置でしか口をきくことのできない保住君の悲壮感がよけいに強調されて感じられます。
佳多山大地の解説も必ずセットで読みましょう。