数年前から
- カジュアルな格好→黒ばっかりになる
- いったん離れていたグランパスの応援を再開し、赤い小物が増える
- DIR EN GREYにハマり、好きなメンバーのカラーである青い服が爆発的に増える
と服装遍歴の激変を繰り返しており、服や化粧品を買う時にも迷いがちだったことからパーソナルカラー診断を受けた。
結論から言うと、おすすめです。目から大量の鱗が落ちます。
実施店を選ぶ
PCの理論や各タイプの説明は割愛して、まず店舗選びの話から。
はじめは「服は黒かネイビーばっかりだし、デパートとかで顔から上だけ見てもらえればいいのでは? 」と考えていたのだが、流行っているだけあって全く予約が取れないので個人営業のサロンを探すことに。
「○○市 パーソナルカラー診断」など、自分の行動できる範囲の地域で検索するとホームページが出てくる出てくる。お店によってはPCだけでなくメイクレッスンや骨格診断のメニューを扱っているところもあり、価格もここでチェックできる。
私は初対面の人の前で緊張しやすい性格なので、そういったオプションメニューはとりあえず考えないことにして、雰囲気重視で探した。
ここが優しそうだし良いかも?と思ったお店が運良くお手頃価格だったので、そのまま空き時間を確認してweb予約。
当日の流れと診断
予約の際、「できるだけ素に近い状態で行うため当日はメイクをなるべく薄く、リップとチークはなしで」というお話があったため、限りなく薄い顔でサロンへ。
イメージ通りのふんわりした先生だった!
ご挨拶の後、まずは質問用紙を書きつつカウンセリング。サロンをどこで知りましたか、受けようと思ったきっかけは、よく着る服の色は等々。
パーソナルカラーの理論についてもここで話してもらえたので、ふわっとしか理解していなかったり自分のタイプがはっきり分からないまま行っても大丈夫だと思う。
(自分ではアットコスメや雑誌などから推測するとスプリングかサマーだと思っていた)
ちなみに私のよく着る服は赤黒ネイビーが多く、その次にピンク。赤の中でもワインレッドが好きで、それに合わせるために黒やネイビーを着ている。典型的なユニに合わせて服を買うサポ。
先述の服装遍歴の途中、推し選手がオレンジとブルーのクラブに移籍したり、イメージカラー緑のキャラにハマったり、メンバーカラーオレンジのバンドマンに沼落ちしたりしたけれど、なぜかそれらの色は増えなかった。あっても1、2着か小物ひとつ程度。
派手なメイクが性に合わないので、カラーメイクもピンクブラウンが中心。コーラルも以前使っていたけれど、歳が上がるにつれ淡いコーラルでは顔が明るくならないように感じたためあまり使わなくなって、チークはクリアレッド。
このような話の後、両腕をそれぞれシルバーとゴールドの紙の上に置いてどちらが馴染むかチェック。
馴染む、というか透明感が出るのはシルバー。先生曰くこの時点で「完全にブルーベースのサマー」とのこと。
髪質や色、瞳の色も見て、パーソナルカラー診断の代名詞(詞?)ともいえるドレープの登場。青赤緑など8色×その色ごとの春夏秋冬向きの布を使用したドレープのうち、各色どのような色味が似合うのか(または肌が綺麗に見えたり顔が明るくなるか等)を見ていきます。
以下私の特徴をまとめると次のようになります。
- 髪(地毛)は黒く柔らかい
- 瞳は薄く明るい茶色
- 日焼けすると赤くなって腫れるがそれほど黒くならない。色が変わっても自分にしか分からない程度。
言われてみれば完全にブルーベースの特徴そのまんまだ……。
続き。
- 全体的に明るい色、それも原色ではなくパステル系のきれいな色が適している。1stがサマー、2ndスプリング。スプリングのうち黄味の少ない淡い色もいける。
- ウィンターも青みカラーだが、あててみると顔が負ける。蛍光ペンのような色はあまり合わない。
- 青はどれでもいける(オータムのターコイズ系以外)
- ピンクはやや青みのパステルがベスト(オータムのサーモンは避けた方がいい)
- 白は蛍光でなければ良い。アイボリーやピンクベージュの入ったものが合う。
- 赤も原色や朱色より明るめが良い(要するにオータム以外)
途中から先生がコメントを省略しはじめるレベルでオータム似合わない。しまいには「オータムは買わなくていいです」とまで断言される。じっくり話を聞いてくれる優しい先生もそこはキッパリしていた。
そういえば試合の入場特典でもらった原色の赤Tシャツは全然着ていない。
このような「持ってはいるけどあまり着ない服」や「しだいに使わなくなった化粧品」が発生するのは、なんとなく無意識下で合わないことを自覚して自然と使わなくなる傾向があるからだそう。
逆に、そんなに好きだと思っていなくても特定の色をよく集めてしまうのは自分に合っているから、というパターンもあるらしい。
サマーはモノトーンのうちグレーが似合うという話になった時は衝撃が走った。なぜならこの日着ていたコートがまさにライトグレーだったからだ。
すでにお分かりかもしれないが、これまでの話で私の服装遍歴の謎がいくつも解かれている。
- なぜあれほどあった沼のうち青だけが爆発的に増えたのか
- なぜオレンジグッズはさっぱり増えなかったのか
- 愛する赤であっても着ない服が出てきてしまう
- そういえばワインレッドも青みが強い
- コーラルのチークが発色しないように見えたのはブルーベースの地肌と合っていなかったから
これだけの伏線が回収されたのである。
……ファッションというよりミステリクラスタの楽しみなのではないだろうか。「サマースプリング」という駒を倒すとドミノ倒しが始まる泡坂妻夫の世界。
余談だが明るいパステルが合うという傾向のうち例外がオレンジで、これは全く当てはまらない。着たいなら顔周りから遠ざけるか、キャメルに近いオレンジかベージュ寄りならいけるとのこと。キャメルのジャケット持ってる。怖い。
オレンジ系で、これならいける!と思う化粧品も持っているが、よくよく見るとベージュかピンクに近い発色だった。
こういった「PC的に馴染まないけれど着たい」色を身につける方法もアドバイスもしてくれるから、どうしても好きな色や推しカラーにこだわりたい方は相談してみよう。勇気ある人は診断の前に推しカラーを申告しておいてもいいかも。
結論
着たい服、使いたい化粧品はちゃんと使ってあげればいい。それは自分のためだから。
パーソナルカラー診断はむしろ何を選べばいいのか迷う時か、私の泡坂経験からすると贔屓のチームカラーや推しカラー、メンバーカラーがある人にこそおすすめだと思う。大事な試合やライブに向けて買うべき服/ユニとそれに合わせるコーデ、化粧品についてもう悩まなくていい。