連城三紀彦「花塵」

花塵 (講談社文庫)

花塵 (講談社文庫)

これまた悪い夢を見そう。画家たちを翻弄しながら絵を学ぼうとし、その"女"であることの魔性で生き続けた女の生涯を書いた長編です。最後の方に、ゆるやかに伏線を回収するミステリっぽいパートがあります。