映画「THE FIRST SLAM DUNK」応援上映に行ってきました

念願の応援上映

3月はチケット販売開始と同時にアクセス過多で弾かれているうちに完売、今回は上映館が増えたためまず会場選びに賭けて、開始1分で通路側の座席を確保することに成功!
当日映画館で知り合った方たちとそのまま打ち上げに行くという、楽しい1日になりました。


↑入場時の案内と組立て式メガホン。

服装自由、発声可、応援グッズも持込可。
グッズは人というか応援スタイルによってあってもなくてもいいとは思うが、そもそも私は見に行くようになったばかりで、すでにグッズは軒並み完売に近く何も持っていないし、サポーターやっていた割にゲーフラやボードを作ったこともない。潔く色紙に短歌を書いていった。
こういうものは「あなたを応援している人がここにいるよ!」と示すためにある。赤で14と書いてあれば充分だろう。
あとはナイトゲームサイリウムも持って行った(10分で自分には向いていないことが分かった)。

所感

※以下は映画の詳しい内容に触れています


私がやりたかったことは2つ。

  1. 三井の名前を呼ぶ
  2. 音楽に合わせて応援する

完全にただ試合の応援に来た人ですね。
試合のシーン以外にも、登場人物に呼びかけたり「○○して〜!」と声が上がったりして、個人的に「マーガリンしまって〜!」が面白かった。確かに真夏にマーガリン出しっぱなしは止めてあげたい。カオルさんのために。

その他聞こえた範囲の所感

  • 湘北推しの人が多い中でも、山王の応援は声量が凄い。あの応援団が「いる」。
  • 男子たちの木暮推し。「メガネー!」と呼んでいた声はたぶん大半が男子だった。
  • 直接の出番でなくても名前を呼ばれるキャラクターがいた。愛されているんですね。
  • 赤木が倒れて悪魔が降りてくるところでクラップが入り、ただでさえ毎回笑ってしまうシーンがさらに面白くて大変なことになった。あれ皆どうやって堪えてるの?
  • 山王の監督コール少なかったような。私が聞こえなかっただけ? あの場で一番大人として信用できて格好いいと思うんだけども。
  • 静かなシーンは皆で見守る。全体的に集中して見られた。

怪我していることが分かっていて花道に拍手するところはやはり辛かった。
ただ、あのシーンはちょうど作中でも体育館のスタンドから声援や拍手が聞こえてくるところだから、スクリーン前方の座席だとよりコート上で聞こえているのに近い臨場感がありそうで興味を唆られる。


私はもう、ひたすら三井を見ていた。
名前を呼ぶということは、その人に愛していると伝えることである。何回でも、疲れても、昔とった杵柄で濁点付きになろうとも、気の利いたことなんて言えなくても、たった一言名前を呼べば気持ちは全部伝わる。そう思わせるところが三井にはある。
そういえばリョータと衝突していた頃の会話からも、言葉にしていないことを含めて授受するチーム競技者としての能力が高い気がする(自分からはしっかり言葉で示す傾向があると思う)。
ミッチー呼びだけやけに声を出しやすいなと思ったら、グランパスのGKミッチェル・ランゲラックの愛称がミッチだから呼び慣れていたようだった。経験は何も無駄にならない。
魂の叫びとして名前を呼ぶことは出来たが、選手を鼓舞し力を与えるような応援が出来ていたかは反省が残る。


もうひとつの目当てである「音楽に合わせた応援」は、何と言ってもDouble crutch ZEROに尽きる。
リョータのドリブルのリズムの良さがここでも生きている。前進する勢いに乗ってついついクラップが速くなってしまいそうになるのを抑えながら、ギターをよく聞いて合わせた。

一方で、クラップが入ることでやはり流川のボールの音が重いことも強調されるように思う。
そこだけリズムも違う気がするし、スタンダードな造りの楽器とはまた違う、最低音域のついたインペリアルのような印象がある。
映画や原作を見るまで、流川は顔立ちが綺麗だからと勝手に線が細いイメージを持っていたのだが、実際身長も高ければ体重もあって、その大きな体をあのスピードで運べるパワーがある選手なのだと音からも表現されている。
映画館上映もいいけれど、ライブハウスでフィルムをかけてみても面白いかもしれない。円陣で声揃うよ。

エンドロールの最後には井上雄彦先生への感謝のコールも。

応援したい人

ここからは私の話。

この春から合唱隊に参加して、そこで歌わせてもらうことになっている。
昔は自信があった。高校まで金管楽器をやっていて、自分の体は楽器であると自負していた。
ある時期から楽器も歌もやらなくなって、病気で寝込みがちだったり、昨年新型コロナウィルスによる発熱で弱ったこともあり、歌う体としては衰えていると思う。正直今はあまり上手くもない。
でも、ずっと考えて悩んでいた時に三井寿に出逢った。
ブランクを経てバスケに復帰し、毎試合ヘトヘトになりながらも戦う三井を見ていたら、私もそうしたいと思った。

応援したいと思う人は、もしかすると、「この人に私を応援していてほしい」と思う人なのかもしれない。