4.29 摩天楼オペラ@名古屋クアトロ

喝采と激情のグロリア」を聞いて好きになった摩天楼オペラのライブに行ってきました。
ツアー中のため以下に畳んでおきます。

SET LIST

SE〜-overture-
1.GLORIA
2.Psychic paradox
3.Plastic Lover
4.落とし穴の中はこんな世界
5.Justice
6.悪魔の翼
7.Innovatinal Symphonia
(Dr.&Ba.ソロ)
8.Merry Drinker
9.CAMEL
10.RUSH!
11.Adult Children
12.SWORD
13.ANOMIE
14.永遠のブルー
15.Midnight Fanfare
16.喝采と激情のグロリア


EN.
1.電脳パラノイア
2.IMPERIAL RIOT
3.honey drop

本編感想

チケットは完売だそうで、かなりぎゅうぎゅうだったらしく開演待ちの間にスタッフさんが「少しずつ前に詰めて下さい」と指示してました。


整番が遅かったのですが、なんとか一柵後方下手を確保。もともとピアノをやっていたので彩雨さんが弾くところを見たかったのと、ベースの耀さんが好きなので絶対下手がいい!と思ってました。
舞台を見てまず驚いたのが、キーボードがフロアに対して真横(この場合は下手なので、ステージ正面に向かっている形)に設置されていたこと。ロックバンドでこの形式は眼から鱗です。
キーボードが見やすいことを確認して位置を決めましたが、メンバーが出てくるとベースもボーカルマイクもばっちり見えるくらい視界良好。男性客も3〜4割いたものの下手前方は小柄な人が多かったため、ベースを弾く右手までそれはもうよく見えました。嬉しい。


すごく滑らかな、気持ちよいベースでした。
ベースソロのライトハンドとか、CAMELのイントロとか、SWORDのピック弾きとか、楽しみにしていたことが、いくつも実現された。
Midnight Fanfaleのベースが地味に難しいというのも見て納得。「これはムズい」と思わず声に出してしまった。「えっ、ここに移動するの!?」と思います。
この曲だけなんですよ、よーまんの左手がカチッ、カチッと止まるのは。他は(ピック弾きのSWORDを除いて)ほぼ、左手が静止する瞬間がないような弾き方なのに。
でも、それが面白いし、すごく好き。CDで聴いた時に、ベースが楽しすぎて涙が出てきた曲です。これが聞きたかったの。


アルバム曲以外だと、聞けて嬉しかったのはJustice。喝采と〜を聴く前に視聴して、摩天楼オペラに興味を持つきっかけになった曲です。
GLORIAの3拍子でもヘドバンするんだね(笑)
そしてこのバンドで咲くというのがわりと衝撃的だったんですがこの気持ちを誰か。しってる私が見慣れてないだけ。ちゃっかりアン様が下手に来た時には咲いていたともさ。ギターの疾走感はいっそ爽やかと言っていいほど。


見ていた割合としては6.5割よーまん、2割あやくす、1割苑さんくらい。0.5は……上手ほとんど見えなかったんで……
苑さんもよく動くボーカリストだな、と。
PVから予想ができないくらいです。やはりパーカッション的な歌い方をする人だと思います。


キーボードは上下二段組み。ショルダーキーボードも使用していたのですが、上のキーボードがピアノ音やオルガン中心だったため専らそちらに集中していました。実際、手元が見えたのも上の方だけだったし(腕の使い方はきっちり見てます)。
指を寝かせて弾くタイプでした。個人的には、鍵盤を押さえてから力を抜く一瞬がとても好きです。萌え。
あんな風に楽しそうな顔してピアノ弾きたい、と憧れますね……あと、弾きながらフロアの方をよく見てる! 笑顔で。


悪魔の翼のオルガンも印象的だったし、なんといっても永遠のブルー〜Midnight Fanfaleのピアノが良かった!
バンドの音の中で、こんなにピアノが歌ってるというのが嬉しい。私は金管やめてから弾ける楽器がピアノしかないので。
永遠のブルーは、苑さんがこれから産まれてくる子や若い子に、好きに生きられるような世界であってほしいと思うようになって作った曲(要約)と紹介されてました。
激グロの締め方がとても印象的だった。楽器隊がひいてから一呼吸あけて苑さんのアカペラ、CDにはない楽器隊によるアウトロ。

アンコール

パズドラTシャツで登場したよーまんがものすごく気になったwww


キーボードに搭載したiPadについてMC。
あやくす「iPadついてるけど別にライブ中にツイッターとか見てないからね! サッカーの結果とか見てないからね!?」
堂々とWikipedia見てるGLAYの下手ギターが頭をよぎった←
iPadを搭載しているのはやはり上のキーボードで、ローランド製(50型と言っていたような)。画面はもともと白黒で、iPad利用することで機能を追加しているそう。
そのひとつにテルミンのような機能があって、一番上の鍵番を押さえながら手をかざすことで音を出すシステムになっているらしい。ローランドの新バージョンにはなし、あやくす使用の同型でも使われない場合が多く、しかし摩天楼オペラでは「電脳パラノイア」でこの音を使用するため用意したそう。


デモンストレーションした時、キーボードの向かいから手をかざしてひらひらするよーまんが可愛すぎた……おそるおそる、でもちょっかいかけたそうな感じで。
この長い話の間に苑さんが「せんせー! 早く歌いたいでーす!」と2回言っていた(笑)
あやくすが「電脳パラノイア聞きたいよね?」とフロアに声をかけて曲開始。弾きながらぴょんぴょんするあやくす可愛い。
honey dropも好きだし、最後まで楽しかった。
けど欲を言えばFreesiaも聞きたかったな……
合唱というテーマを掲げていることからも、回数を重ねていくほど溶け合って、信じられないくらいの進化を遂げるセットリストだと思うのです。まだまだこれから伸びていくところでしょう。