defspiral「Voyage」

フラゲしてきました。まだ簡単なメモですが、ネタバレなので畳みます。


・REASONが一番好きです。
アルバムの最後なのでストーリーのまとまりでもあるのですが、一曲の中の展開も大きいく、特に歌詞の最後の一行が素晴らしい。
ちょっと悲しい言葉だな、と思うような歌詞が二番以降に書き換えられて、こうなるのかって。
広義の「詩」と考えてもいいけれど、やはり「歌詞」という形でこそできることだと思います。
それから、ベースが好き。

・VERMILLIONの声の深みは鳥肌が止まらない。
曲順が伏線ですね、Break the silence、LOTUSの次だから余計にその声色が印象的です。なんて良い楽器。


・花とリビドーもTAKA様まじTAKA様(どちらもRYOさん曲であることをメモしておく)。
もともと一見正反対のような語の組み合わせが好きで、アルバムの詳細が発表された時から気になっていた曲です。
花はセクシャルな意味も綺麗なものの意味もあるの多義ですが……リビドーもフロイト理論では性欲・性的エネルギーとされますが、ユング理論ではもう少し広い意味での生命エネルギーとなります。



・ボーカルに関しては、音域が広がったことも注目。
このキャリアでこんなボキャブラリーが出てくるって、どんな引出を持っているんだろうと思わされる。


・衝撃!というよりは意外なほどすんなり入ってくる音。リスナーの耳にもビートが染みついているのか……(笑)
むしろ、defspiralに求めているものや引出に期待したものが、こんなに!?というクオリティで示された部分もあるかもしれない。