おてがみちょっといい話

以前からよくファンレターを書いておりますが、先日とても良い出来事がありました。私が送った手紙について、ご本人から反応をいただけたことです。
お返事だとか、どこかの記事に話が出たといったことではありません。ですが、もしかしたらそういった形よりももっと素敵な、そして私以外の手紙を書く方にとっても嬉しい話ではないかと思いここに書くことにしました。



送った相手は中村直志さん。
昨年まで名古屋グランパスでプレーし、引退後の今年からクラブの社員として働かれている方です。
現役時代は安定感のあるプレーが好きで、引退されると聞いてそれはそれは寂しい思いをしたものです。
スタッフになった今も雑誌に連載を持っていたりイベントに出演したりと人気があり、そうした機会があればお会いできるような環境にいます。
私もこの春から新しい仕事に就いたところなので、直志さんがスタッフとして働かれている姿に元気をもらっていて、それをお伝えしたくて六月のファン感謝デーでお手紙を出しました。インフォメーションに預ける形だったので直接ではなかったのですが……余談ですが、なぜか預けたスタッフさんまで嬉しそうにされてました。


そして一ヶ月後のパブリックビューイングに直志さんが出られていた際、グリーティングのような感じでお話できる時間があったので「ファン感謝デーの時にお手紙を出したんです」と伝えてみました。
三秒くらい考えて思いあたったようで、直志さんは嬉しかったと言ってくださいました。
この時点で「読んでくれたんだ……!」と感動する私。
「良かった(´;ω;`) あの、本当に今でも元気をもらっています。お仕事頑張ってください」
「ええ、お互い頑張りましょう!」
この言い方がもう直志さんらしいし神対応だしでさらに感激する私。


ファンレターって直接対面で内容を話す訳ではないから、本当は一方通行なんじゃないかって不安になることがあるんですよ。板の上と下でしか会えない人なら尚更。
たくさんのファンがいる人に対して、私なんかが何か言っても力になれるのか……と思っていたところもありました。が、この一件で全部吹き飛びました。
私はいつも行ける訳じゃない、認知されている訳でもない、たくさん会いに行ったのでもない、ただの大勢のファンの中の一人です。それでもきっと直志さんは「応援しています」という事実だけで平等に優しいんだと思う。その言葉ひとつひとつに耳を傾け、目を通し、受け止めてくれていたこと、一ファンの声が届くんだって分かったことが本当に嬉しかった。
書くのは毎回大変だけどこういうのがあるからやめられないね!