THE MICRO HEAD 4N'S Tour Each Future

THE MICRO HEAD 4N'S(以下マイフォ)の現メンバー体制最後となるツアー”Each Future”名古屋公演に行ってきました。 2012年にdefspiral主催ライブで見てギターのkazuyaさんに一目惚れし、ワンマンライブにも行くようになってから早7年。 途中で初代ボーカルで…

ケイト・モートン『秘密』

『秘密』、女優のローレルが母・ドリーの第二次世界大戦中に残した秘密を追う小説。 傑作です。マイオールタイムベスト級と言ってもいい。 ストーリーはカットバック形式で、現在と過去を行き来しながら母親のかつての友人、ロンドンでの暮らし、そして恋人…

パーソナルカラー診断を受けました

数年前から カジュアルな格好→黒ばっかりになる いったん離れていたグランパスの応援を再開し、赤い小物が増える DIR EN GREYにハマり、好きなメンバーのカラーである青い服が爆発的に増える と服装遍歴の激変を繰り返しており、服や化粧品を買う時にも迷い…

Angelo『RETINA』

RETINA [ Angelo ]ジャンル: CD・DVD・楽器 > CD > ジャパニーズポップス > ロック・ポップス > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 2,268円昨年末に初めてAngeloのライブに行ってから、音楽に使う時間の大部分をあてて聴き直したり、買い逃していたアルバム…

myチェキの話

はじめに ビジュアル系のバンドでは、メンバーのポラロイド写真(チェキ)をくじ引きでランダムに販売することがあります。 価格はだいたい500円か1000円。1枚1枚違う写真だったり、サインの書かれた当たりチェキが入っていたりとトレカとはまた違う形でコレク…

紙上ユキ『少女手帖』

久しぶりに王道少女小説を読みました。面白かったー。 「ふつう」でいるために我慢しながら学校生活を送る主人公・ひなたが、別世界の住人のような美しい同級生の弱点を知ってしまったことから動いていく物語。 同級生、男友達、姉、姉の親友というべき老婦…

陳浩基『13·67』

オールタイムベスト級という評判に違わない傑作。 連城っぽいという声も聞いていましたが、第一話「黒と白のあいだの真実」を読んだ時点では、そこにある要素をどのように捜査(≒トリック)に用いるか、その使い方については私はむしろ横山秀夫的だと感じまし…

ヴィクトリア・エイヴヤード『レッド・クイーン』

レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)作者: ヴィクトリア・エイヴヤード,田内志文出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン発売日: 2017/03/17メディア: 文庫この商品を含むブログを見る表紙と帯に惹かれて買った本がとても面白かった! スラム育ちの少女…

北森鴻『狐闇』

『邪馬台』を読んだところ、こちらが未読だったと判明したため。那智ファンなので、サスペンスのシナリオから那智が何(謎)を見つけ、どう推理するかを楽しみに読みました。 数年ぶりに北森先生のミステリを読んでいますが、やはり好きなので家にある本から読…

連城三紀彦『愛情の限界』

パズル色が強いように思う。けれども、罠と計算と騙し合いの連続展開であることは、連城の恋愛小説の傾向ともほぼ一致する。 連城作品において嘘は矛盾ではなく、むしろそれを通して真実(もしくは恋)を書くツールだと思う。

紅玉いづき『現代詩人探偵』

詩を書くこと、それをアイデンティティとして生きていくことの業と青春小説としての悲しみが溶け合っていた。趣味でですが短歌を詠んでいるので刺さるところがたくさん……。 赤えんぴつを持って、傍線を引きながらまた読みたい。

クリスチア・ブランド『招かれざる客たちのビュッフェ』

短編のページ数の中で幾度も行われる読者との駆け引き、結末へ至るまでのプロットの運び、そして「ジェミニー・クリケット事件」の緻密さが良かった! 収録作では「婚姻飛翔」も好きです。

文藝春秋社『Love Letters』

皆川博子のラブレター(ショートショート?)を読めるとのことで購入。文の隙間から滲み出ている、呪いのような思慕がたまらないです。 恋文の他に親への手紙やファンレターの体裁のものもあり、どれも言葉ひとつひとつにこめられた濃厚な愛を拾ってしまうから…

カーター・ディクスン『貴婦人として死す』

記録再開すると言いながら中山可穂再読マラソンしててミステリ読んでなかった……。

佐々木丸美『雪の断章』

もう何度目になるか分からない再読了。 私にとっての思慕の定義はこの作品であると言っても過言ではない。

ダフネ・デュ・モーリア「レイチェル」

養父の未亡人に惹かれる青年の破滅の物語。 静かな場面とサスペンスフルな場面とのギャップも面白く一気に読めます。文章も綺麗だったので翻訳家さんの名前を覚えておこう。

伊坂幸太郎「残り全部バケーション」

「検問」だけは以前別のアンソロジーで読んだことがありました。作風が移行していた頃、もう一度伊坂の書く凝ったミステリを読みたいと思うようになったきっかけの短編です。 全体における伏線の忍ばせ方や登場人物同士及び読者との駆け引きは、大技でこそな…

更新をサボりすぎたのでここから記録再開します。

defspiral「BRILLIANT WORLD」

よりストレートなアルバム BRILLIANT WORLDアーティスト: defspiral出版社/メーカー: SONIC SCOPE RECORDS発売日: 2015/10/21メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るdefspiralとして3作目となるアルバム「BRILLIANT WORLD」は、物語性が強く楽曲の…

連城三紀彦「小さな異邦人」

小さな異邦人作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/03/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る

おてがみちょっといい話

以前からよくファンレターを書いておりますが、先日とても良い出来事がありました。私が送った手紙について、ご本人から反応をいただけたことです。 お返事だとか、どこかの記事に話が出たといったことではありません。ですが、もしかしたらそういった形より…

J・D・カー「ユダの窓」

ユダの窓 (創元推理文庫)作者: カーター・ディクスン,高沢治出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/07/29メディア: 文庫この商品を含むブログ (14件) を見るトリックは知らず(この作品、とは知らず)読んだのですが、状況証拠からいかに可能性を潰していく…

米澤穂信「満願」

満願作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/03/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (94件) を見るサイン会でこの本の話をしたところなので。

連城三紀彦「顔のない肖像画」

顔のない肖像画 (新潮文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見るこれもなかなか意地悪な構成とそんなのありかよ!という発想の短編集。

大矢博子「読み出したら止まらない! 女子ミステリーマストリード100」

読み出したら止まらない! 女子ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)作者: 大矢博子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2015/08/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る

米澤穂信「王とサーカス」

王とサーカス作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/07/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (40件) を見る

連城三紀彦「たそがれ色の微笑」

たそがれ色の微笑 (新潮文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1992/04メディア: 文庫この商品を含むブログを見る米澤先生とお会いするにあたって読んでおきたくて。

米澤穂信サイン会@星野書店

サイン会が発表されたその日に予約しに行ったらなんと整理番号3、当日行ってみれば待機席はまさかの人生初最前センター……(笑) ということで初めて米澤先生にお会いしてきました。 米澤先生から開会の挨拶があり、定刻スタート。 剥がしもなく(そういえば当然…

法月綸太郎「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」

怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/07/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る

皆川博子「トマト・ゲーム」

トマト・ゲーム (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-6) (ハヤカワ文庫JA)作者: 皆川 博子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/06/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る「獣舎のスキャット」が好きなので復刊嬉しい!